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そのセミナーや講演、トレーニングは1999年をピークに数多く行ってきました。なかでもシリコンカフェの独自の企画である
『デスマッチセミナー』 は、通常のセミナーの2倍から3倍…、5時間とか8時間、時には10時間という、まるで鈴鹿の耐久レースのようなセミナーを開催してきました。デスマッチを自主企画を考えたのは、教える側としてのストレス発散でもありました。通常の90分や2時間程度のセミナーでは、本当にソフトの一部分しか解説できない。本当はもっともっと時間をかけて教えていきたい…そういったフラストレーションを発散する意味でも、このイベントは自主企画でなくてはならなかったのです。おかげさまで、北海道から沖縄まで全国を巡業し、デスマッチセミナーだけで、延べ3000人以上のお客さんの前で話をしてきました。 しかし、それでも 「教える側」 の私としては、まだフラストレーションがありました。実際に受講者の方に、「セミナーを聞いている最中は、よく理解できたのですけど、家に到着してパソコンに向かうと、多くの部分を忘れてしまっていました」 と言われた事が幾度かあります。 また、3日間と期間を限定して、実際にパソコンを用意してスクール形式のトレーニングを行ったこともありました。しかし、これも同様に、細かな部分までの解説や事例の紹介をすると、3日間では時間が足りない…ということを痛切に感じました。やはり学校教育 (大学や専門学校)のよう に、1年とか半年という、長い時間をかけて、じっくりと教えなくてはならないのか…と。 でも、実際に私の著書を購入してくださったり、セミナーに足を運んでくださる方々の多くは、そんな時間がないのです。中には即実戦でソフトをマスターしなくてはならない方々も多くいらっしゃいます。 そこで、次に辿り付いたのが映像コンテンツによるトレーニングでした。2000年末にFireworks3のトレーニングビデオ (VHS) を販売しました。おかげさまで、これは各方面からかなり好評をいただきました。セミナーやトレーニングで解説してきたことが、そのまま映像になっている便利さが受け入れられたのだと思いました。 そこで、次のステップとして思い立ったのが、DVDによるトレーニングなのです。VHSビデオによるトレーニングでの問題点としては、まずテープであるために、学習したい項目を探すために、テープの早送りや巻き戻しを行わなくてはならないこと。そして、「ビデオを見る」 という事が、日常の生活の中でコンピュータと切り離されているので、大変だということ。ビデオ発売当時から、次回作はぜひDVDでお願いします…というリクエストも多数いただきました。 ちょっと余談ですが、ある地方で5時間のデスマッチセミナーを行ったことがあります。シリコンカフェの主催するセミナーは、録音や録画を許可しています (通常のセミナーでは、禁止していることが普通ですけど)。ですから、シリコンカフェのセミナーでは、いつもどなたかがビデオを撮影しておられます。 そのセミナーを終えて、5時間のセミナーを録画されていた方が、ボランティアでテープをダビングして配られていたそうです。これが評判がよかったらしく、かなりの数のテープが、それこそ 『裏ビデオ』(笑) として流通していたそうなんですけど、やはり5時間なので、目的の場所に辿り付くことが大変だったそうです。 書籍の執筆…セミナー…トレーニング…と、 「人様にモノを教える…」ということを仕事にしてきた私が行き着いた結論が、映像によるトレーニングなのです。しかもDVD。 DVDをリリースするに際して、「うちはまだDVD環境が整っていないので、次回もビデオでお願いします」という声も寄せられました。シリコンカフェが大手企業ならば、ビデオとDVDの同時リリースなんてしてみたいのですけど、まだまだそんな余裕はないのです。それでどちらかを選択するならば、ビデオよりも長時間収録が可能で、さらに目的の映像にすばやくアクセスできるというメリットをもったDVDをシリーズ化して行こうと決めた次第なんです。DVDってのは、単純にビデオとかレーザーディスクと比較できないと思います。それは再生機器の豊富さです。専用のDVDプレイヤーはもちろんですが、DVDはプレイステーション2でも再生可能ですし、何よりもパソコンの多くがDVDを再生できるCDROMプレイヤーを搭載しています。現在市販されている現行モデルのパソコンは、ほぼ100%でDVDを再生できると言ってもよいでしょう。 そして、むしろリビングにあるDVDプレイヤーよりも、パソコンで再生する方が、このDVDはメリットがあると思います。リビングのDVDプレイヤーでソファに腰掛けて見るのではなく、実際にパソコンでFireworksやDreamweaverを起動して、DVDを再生されると、より学習がはかどるように思います。 2001年度のパッケージ商品としては、DVDの方がビデオよりも多くのタイトルをリリースしたそうです。もちろんDVDが普及したことで、過去の再発も多かったと思いますが、DVDってのはそれだけ、多くのシェアを持ち、期待されているメディアだと思います。 |
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