
3日間の地獄のMACWORLD Expo(以下、Expo)が終了した。自宅に戻ってきて、しばらくはカラダがいうことをきかなかった。体中の骨の芯がぐにゃぐにゃしている感じ。Expo期間中にPowerBookに書いていたメモを元に、今回のテキストを書いている。
●やってる本人がホレボレ
幕張メッセに到着したのは、イベント前日の7時30分。会場内からはどこからか、まだ金槌の音がガンガン聞こえてくる。それでも昔のExpoの造作に比べればかなり地味。というか、昔がバブリーだったんだなあ…と改めて思う。ボクが到着した頃、マクロメディアブースの造作はほとんど完了。あとはマシンのセッティングだけ。
今回は、データベースとの連携を行なうUltraDeveloperのセッティングが大変のようだ。UltraDeveloperのデモを行なうメンバー以外が終了したのは、夜の9時。その時間からやっと食事になる。期間中の食事は本当に不規則。しかし、本当に食べないと倒れるからね。自宅からビタミン剤も大量に持ち込んで、いよいよ明日から戦闘開始だ。
初日は9時過ぎに会場入り。Appleのブースは昨日からずっと暗幕で覆い尽くされていてかなりブキミ。新型iMacのブースと看板は、開場後の客入れが開始になってもそのままだった。Appleブースで流れていたジョブスのデモのタイミングに合わせて公開されるという、完璧な鉄のカーテン。
今回のボクのデモは、Dreamweaver Fireworks Studio(以下、DF Studio)。そうDreamweaverは、物凄い商品オーダーのため生産が間に合わず、約1ヶ月発売が延期になっていたので、お客さんも物凄い期待しているみたい。各ステージは30分。今回はメインステージがひとつにサブステージが2つ。そのサブステージは、Dreamweaver中心のものと、FlashやDirector中心に別れております。
ボクのデモは、持ち込みHDDのシステムから起動して行なうシステム。それぞれのステージは30分で、次のデモまで休憩なし。本当に短時間でセッティングを行なってデモの開始になるのだ。これが本当に大変でした。初日はメイン2回、サブ2回という合計4回のステージ。どのステージも本当に満員御礼。いきなり初日から通路が塞がるほどの立ち見。
今回はボクが執筆した、MAC POWERの付録の小冊子とトライアルCD-ROMが無料配付されているので、喜んでもらえたかな? なんて思ってます。小冊子はDFStudioの特集で、Webサイトの構築方法を詳しく解説したのです。
さらにCD-ROMには、そのサイト構築の為のサンプルデータ。サンプルというよりは、ホンモノのサイト構築セットが入っている。FireworksのPNGデータから、Dreamweaverのテンプレートやライブラリなどの各種設定データまでバッチリでっせ。
今回のDF Studioは完璧なサイト構築が可能になっている。Dreamweaverの命令でFireworksが自動起動し、修正内容がDreamweaverに即反映されるデモは、自分自身何度やっても感動しちゃう。ほんまにやってる本人がホレボレするってのも珍しいでしょ。
さらに今回はスライステーブルも完全連携。さらにこれをテンプレートに保存しておけば、サイト全体のデザインリニューアルが完璧に完了する…。このノウハウ、もっと皆にも知って欲しいなあ…。
●野放しデモ
2日目も4回のステージなんだけど、昨日あまりにも人が多かったので、サブステージの1回分がメインに変更になりました。さらにこの日は、国際会議場で1時間15分のカンファレンスも控えています。プレッシャーかかるよね…というのはうそで、ほんとうはワクワクしてたりする。本当に幕張でのデモはボク自身ゼッコーチョー! という感じで、どんとこい! なのであります。
とはいえ、それに伴う体力とは別の話。何しろ国際会議場のデモが終了するのが2時15分。その15分後には展示会場のメインステージに上がっていなければなりません。国際会議場のデモを終えて、数分で機材を撤収して、幕張メッセをダッシュ! ボクのデモを見てくれたみんなを走って追いこし会場に向かいます。ほんま42歳のオヤジにはキツイ肉体労働。
その後、マクロメディアブースに到着してからは、30分おきのステージ。この30分おきってのは本当に大変。デモを終えて機材を回収し、楽屋(ブースの中)に戻って、タバコ吸って時計を見ると、もう10分前ですからね。トイレに行くのもダッシュなのよ、まじで。
いよいよ最終日。ホテルのチェックアウトを済ませてブースに向かうと、マクロメディアのスタッフがニコニコ笑ってスケジュール表を渡して「こうなりましたんで、ヨロシク〜」と言う。やな予感。
なんと最終日は、6回のステージなのだ! 昨日の30分おきプラス連投…って感じで、これぞ地獄のExpoというか、オニのマクロメディア。
でもね、体力の問題は置いといて、それだけお客さんに必要とされているのは嬉しいよ。だってどのステージでも満員なんだもん。完璧に通路を塞いでしまっている状態。もちろんExpoの中のWeb、それもDF
Studioってのはさらに一部分。なのにこんなにも多くの人が集まるってのは、感激でっせ。
楽屋には、次々にスタミナドリンクが箱単位で差し入れされている(笑)、タバコの吸い殻と、空き缶とおやつと…まるで、工事現場の飯場である。いやそれよりスゴイかも。
本当にいい製品だし、これを使うとハンパじゃなくてイイコトがあるから、毎回のデモで、少しでもこの凄さを解ってもらうために、喋りまくるのじゃ。他のブースのように完璧にシナリオを考えたステージではなく、コンパニオンも登場しない。行き当たりばったりで、さらに大阪弁コテコテで言いたい事を言わせてもらった。
途中「PhotoshopやIllustratorが好きな人でも、Webは出来ます。このままPhotoshopやIllustratorを使い続けても結構!」なんて発言は、とてもマクロメディアブースの中の発言とは思えない。そんな内容について一切口を出さないマクロメディアにも本当に感謝している。本当に野放しデモだと自分でも思うわ。
でも、こいつら(DF Studio)を使うとクリエイターにとって、すぐに儲けになるし、自分でサイトを構築しているサイトオーナーには、とんでもない武器だと思うのです。
そんな中、今回のExpo期間中にデモで作成したDF Studioの実データを後日マクロメディアのサイトからダウンロードすることを提案したんだけど、これも快く了承。Expoに来れなかった人も、サイトデータをダウンロードして仕組みを理解してもらえるようになると思う。ダウンロード開始日が決まったら、また報告するから楽しみに待っててね。
やってる本人は地獄だったけど、見に来てくれた人はどうだったかな? いつものイベントやWebのイベントとは異なって、Expoって通りすがりの人の足をどれだけ止める事ができるか…ってのが、大きなテーマ。他にもデモや講演をやっているボクには、逆にいい勉強させてもらったと感謝しています。ありがとう。
※この原稿は日刊・デジタルクリエイターズに掲載したものです。
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