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どっへ〜〜〜、忙しいよ〜〜! と毎年毎年言っていて、自分でも嫌になる森川です。こんばんび〜。実はこのデジクリ原稿も書けないくらいに忙しい。加えて全く寝ていないので、あたまのなかがへろへろぴ〜なのである。前回の原稿も、へろへろ状態のなか書いたんだけど、日記を書くつもりで開き直って書いたら、没にならずに掲載された。今回もこの調子でいく。てか、それしかできない。すまんの。

先週は、印刷技術協会のイベント「PAGE2001」のセミナーに出演するために東京にいた。僕の受け持ったセッションは「Webサイト構築」と「Webデザイン表現」という2トラック。このイベントは印刷技術協会の主催だけあって、セミナーのほとんどは印刷に関するもの。担当の方の話では、Webのセミナーを行うのは少々不安だったとか…。印刷業界相手にWebのセミナーで人が集まるのかな…って。

しかし蓋を開けてみれば、すべてのセミナーの中で一番先に定員一杯になったのは、僕のセミナーであったらしい。2つとも2時間のセミナー。いつも5時間や8時間のセミナーをしている僕にとっては、例によって時間が足りない!

セミナーの内容はDreamweaverとFireworks。いつものペースで開始しようして、会場に質問してみた。「今まで森川のセミナーを一度でも聞いたことある人いますか?」…結果はゼロ。ふえ〜、印刷業界では無名の森川なのであった(笑)。そんなワケでお客さんの実体がつかめないセミナーだった。不思議。だってセミナー終了後に「今日のセミナーでやってことPhotoshopでも出来ますか?」とか聞かれるんですよ。

さらにびっくりしたのは、セミナーの料金。なんと3万円近くもするではないか! 本当にびっくりした。それでも満席になることに、さらにびっくり。印刷業界って不況…という割にはまだ体力あるんだなあ…と感心する。貧富の差の激しいWeb業界(笑)でこんな値段でセミナーしたら、24時間やらなあかんがね。

参加者の名簿を見ると、見事に印刷会社のオンパレード。それも代表取締役の名前が、やたらに目につく。それだけ真剣なのだろう。
6年前に「これからはWebの仕事しかやらない!」と僕は『脱・DTP宣言』をした。その時、印刷屋さんをはじめとして、多くのDTP関係の人々は「森川さん、阪神大震災で仕事がなくなって、やけくそになってる」と笑った。「Webなんて、学生の遊びみたいなもんやろ、そんなんで会社が仕事として引き受けられるはずがない」…と皆が口を揃えて言ったのを今でも覚えている。

「出入りの印刷会社」というコトバの通り、印刷会社は名刺や封筒などの消耗品を扱って、企業に出入りしている。そして仕事を貰っている。もちろんそれだけでなく、カタログ・会社案内・各種郵便物・パンフレット・ポスター…とにかく印刷の仕事は多岐に渡っている。デジタルが登場するまでは、企業の情報伝達の役割を請け負っていたのだ。

僕がDTPからWebに仕事を変えた時も、自分自身では単に媒体を変えただけ…って意識でやってきた。情報を伝達するための表現としては根本は同じだと考えた。もちろん媒体によっては表現の方法は異なる…そんなことは大したコトじゃないと思ってきた。だから何の問題もなく仕事をWebに切り替えることができた。デジタルのソースを加工するにあたって、DTPもWebも根底は同じだと思ったのだ。
でも、この「根底は同じだ」…ということを理解していないのが、いまの印刷業界なのかもしれない。印刷は印刷。どこまでも印刷。だから印刷業の人がインターネットを語るとPDFになってしまう。線路は続くよどこまでも。

根っこのポリシーは同じだけど、スタイルまで同じにしてはイカンのである。自分たちの都合ではなく、世界規模で移り変わって行く状況に合わせてスタイルを作らなアカンのじゃよ。

…などと、この原稿でいくら吠えても、肝心の印刷業の人々はあまり見ていないんだろうな…デジクリ。読者の多くは、「そんなコトわかっとるわい!」という層だと思う。すんまへん、ツマラン原稿で。

聞いたところによると、印刷業界はかなり深刻な不況らしい。しかし、まだ3万円のチケットが完売してしまうだけのチカラはあるのだ(笑)。まじで印刷業に従事している人口はかなりの数字。機材も場所も、人材も余っている。本気でWebに取り組んで来ると、それはそれで現在のWebクリエイターにも被害がでる可能性も大きい。昔のDTP普及時に発生した安売り合戦にならなけれないいケドと思うよ。

でも、そんなこととは関係のないくらい現在のWebクリエイターは仕事に忙しい。Webデザインに関わっている人に合う度に「誰かいい人いませんかね〜」と挨拶のように言う。儲かっている会社は、目ン玉が飛び出るくらいの年商を上げている。決してバブルではない。単純に需要と供給のバランスが取れていないだけなのだ。

反面、ページ○○○円…とかで仕事をしているWebデザイナーは「しんどいのに全然儲からない…」と嘆いている。これではDTPの世界と同じだ。この差は何なんだろう? 貧富の差の大きいWeb業界ってのはホントの話。じゃ、どこでこの貧富の差が出てくるのか? 儲かっている会社とそうでない会社はどこが違うのか? それは…

…そんなコト言わなくてもわかっているよね(笑)

昨日からずっと起きて仕事をして、結局徹夜になってしまった。この後数時間で空港に向かい、今日は四国で5時間セミナーなのである。ひええええ〜、体力持つかしらん。

※この原稿は日刊・デジタルクリエイターズに掲載したものです。

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