
前にも書いたけど、今年になって執筆が仕事の半分以上を占めている。言っておくが、ボクの本業はデザイナーで、決して文章を書く事が本業ではないのです。実は今も、ムック本の執筆でへろへろになっている。
文章を書く…という作業は、デザインをする作業に比べてはるかにしんどい。加えて執筆のスピードも遅く…そーゆー意味では向いていないんじゃないか…とまじで思ったりもする。実は、週に一度のデジクリの原稿も、編集長は「気楽に書いていいですよ」と言ってくれるが、当の本人はそうはいかない。いくら無料メディアとはいえ、多くの読者がいる限り、それなりにキンチョーする。
あ、思い出した。実はこのデジクリって、柴田さんと神田さんとボクとでスタートしたのだった。その時、原稿を依頼した方に「気楽に書いていいですよ」…と言ったのはボク自身でした。
え〜っと、何の話だっけ。
…そんな執筆地獄に陥っているボクのところに昨日メールに添付されたPDFファイルが送られてきた。それは1週間前に完成させた雑誌の原稿の初校である。その雑誌とはアスキーのマックパワー。次号のマックパワーの付録の小冊子にはDreamweaver4+Fireworks4の特集が掲載されるのである。
ボクの担当したのは16ページだが、これだけのページ数なのに10日以上も毎日必死に原稿を書いた。そして原稿を送る際に、編集の方に「稚拙な表現や、回りくどい表現はバッサリ手を入れてもらて構いません」と書いたのだった。
その送られてきたPDFのボクの原稿を見てビックリした。本当に文章が分かりやすく訂正されているのである。「わし、こんなに文章うまかったっけ?」と感心したりする。そこで思った。やはりプロの編集ってのはスゴイわ…やはり餅は餅屋なんだなあ…。もちろんコレは自分の文章が下手であることの開き直りなのだが(笑)
ボクは本業は原稿書きではない…それより表現はオソマツでも言いたい事を明確に書くようにガンバロウ…とね。それには言いたい事を回りくどい言い方になってしまっても、ドンドン書いて行こう…そして何よりも早く原稿を仕上げることが大切なんだ…と考え方を変えた。要するに開き直っているだけのだが。
そう思うと、今やっている原稿が急にスピードアップした。自分でもノリノリ(死語)なのが分かる。セミナーで喋っているのと同じ感覚で原稿を書く事を最優先して、書きまくっているのである。本当に殴り書きで、あとの編集作業を考えると申し訳ないような気がするのだけどね。
文章を書くのは本業ではない…と開き直ってしまったボクだが、こんなボクでも喋るようなスピードで文章を書いている時もある。それは日記。ボクは自分のサイトに日記を掲載している。柴田さんや神田さんの原稿にもちょくちょく出てくるアレである。日記を書くのに考えて考えて考えて書く人ってのは少ないと思う。本当に感情のまかせて書き殴る。これが日記と言うモノだ。
しかし、こんな日記にもファンが多い。Silicon Cafe'のサイトで一番情報量が多いのは日記ですよね…と言った人は数多い。またある人は、こんなに日記に何でも書いてしまってコワくないですか…?と心配してくれる人も多い。そう、日記に嘘を書く人はあまりいない。
もちろん日記に最近の出来事を書くのはコワイ。特に仕事でテンパってるときなどはクライアントが読んでいるんじゃないかとヒヤヒヤする(笑)。ちなみに神田さんはそれが恐くて日記を書かないそうだ(笑)。でもボクは自分でWebサイトを公開し始めてから5年間ずっと日記を書き続けてきている。そいえば、柴田編集長も昔Webで日記を書いていたよね。
昨年末の大阪のイベントで「Webで成功するにはどうしたらいいですか?」みたいな質問をされた。ボク個人では本当は成功したなんて思っていない。むしろ苦労ばかり…恥ずかしい事ばかりである。…この質問は、今ボクがWebで仕事を続けているのは、何が原因だと思いますか?…というコトなのかな?と思ってボクが答えたのは「すっぽんぽんでいることです」というコトバだった。
そう、Webでのボクはいつもすっぽんぽんだ。自分のできることしか出来ないし、知り得た技術や情報は伝えて行こうと思う。上手に伝えることができなくてもいい。一生懸命に自分のコトバで書いていこうと思った。それはかっこわるいことかも知れないけど、自分にはこれしかできない。
そう思い続けて(今でも)Webでできる限りの事をしている。すっぽんぽんの自分。包み隠さず等身大の自分でありたい。そう思って5年間やってきた。それだけのことだ。それが結果として、こうして仕事に忙しい日々を送っている原因ではないか…と答えた。
そいえば、僕の日記を読んで、Webデザイン界のフォレストガンプと言ってくれた人がいた(笑)
これからも、できることしか出来ない。できない時は凹む。けどそんな時も嘘をつかないでやっていこうと決めた。そんな感じで今日の原稿は何が言いたいのかワカランと怒られそうだが、今思っている事を日記のように書いてみようと思ったのである。…柴田さん、この原稿ボツですか?
※この原稿は日刊・デジタルクリエイターズに掲載したものです。
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