
ぎええ〜、もう月曜日ぢゃないの〜! 月曜日の次は火曜日ぢゃないの〜! …トいうことで大慌てで原稿を書いている森川です。こんにちわ。
実は先週は、大忙しでずっとずっと仕事をしていました。久々に原稿の仕事。 昨年末にFireworks4がリリースされ、来月頭にはDreamweaver4がリリースされ
る関係で、合計5本の原稿を抱えて朝から晩までずっとずっとテキスト入力を しております。
…まったく自宅で仕事をしているというのに、毎日の平均睡眠が4時間。気が 付くと4日も風呂に入っていないという(汚いんかいっ!)状況であります。
これは当分続きそう。
森川の本業はグラフィックデザイナー。撮影の立ち会いと、「切った貼った」 のアナログな仕事をしている時ってのは、まったく原稿書きの仕事なんて縁が
ありません。というか、当時はまとまった文字を読む…ってことは趣味で本を 読む以外に、ほとんどしない状況で、仕事ではデザイン画集系のものばかり見
ていたのでした。
そんな僕がグラフィック以外の書籍などから、文字情報を得ることが多くなっ たのは、言うまでもなく、仕事の道具をコンピュータにしてから。さらにWeb
デザインを本業にしてからは、日常の中で、画像と文字の情報を読み取る比率 が逆転してしまったようです。
思い起こせば、僕が原稿を書いてお金を稼ぐようになりはじめた頃の依頼主の 中には、当時マックプレスの編集長だった神田さん、スーパー・デザイニング
の柴田編集長がいました。まったくのシロート原稿を掲載して、さらに色々と 原稿を書く…という仕事についてアドバイスをくださったお二人には、今でも
感謝しております(その割には、文章能力が全然向上しませんけどね…すいま せん)。
以前もデジクリに書いたかも知れないけど、同じ原稿でもWebに掲載するもの、 メールマガジンに掲載するもの、印刷されて書店に配布されるものでは、本人
の意気込みが大きく変わってくる。それは、読者数との問題ではない。事実こ のデジクリは1万7千部もの読者に向けて発信しているのであるし、僕のWebサ
イトも1日何万ページも表示をしているのだから。
実際には、Webだからメルマガだから…って言いたいことを変えているワケじ ゃない。そりゃ表現は異なってしまうことは確かにある。僕は僕なりに、媒体
によって文体を変えて、読んでくれる人との距離感を考えているのである。し かし、最近はこんな事も必要ないんじゃないか…と思うようになってきている。
デジクリを創刊した頃、多くのクリエイターに原稿を依頼した。その時「メー ルマガジンなので気楽に書いてください」とお願いした記憶がある。また「メ
ールマガジンという媒体は、活字よりもWebよりも、もっと個人に近い距離感 で情報が伝わる媒体だと思うので、そこも意識してください」と言った覚えも
ある。
いま、あらためて思うと実は電子メールも、活字もWebも本当は区別する必要 なんてなかったんじゃないか…と思う。僕も含めて、活字やテレビで流される
情報や個人の意見を、そのまま受け入れることをしなくなっているように思う。 大袈裟に言えば、作為的な情報操作があって「本当の事を言えない」みたいな
…。
じゃ、Webはどうなのよ、電子メールはどうなのよ…ってことなのだが、これ だって最近は全てを信じられなくなってきているように思う。あくまでも個人
的な意見だけどね。ダカラ…少なくとも情報を発信する側のひとりとしての僕 は、今後も媒体によって区別することなく書き続けていきたいと思っています。
●NHKと大相撲の話
さて、今森川の抱えている原稿の多くは雑誌媒体のものである。今年から生意 気に原稿を引き受ける際に、ひとつの決め事を設定させてもらった。それは雑
誌に掲載した情報は、すべて同じものを僕のWebサイトにも掲載する…ってこ とである。
有名な話で、「NHKと大相撲」ってのがある。日本でテレビ放映が開始されは じめた頃、NHKが日本相撲協会に対して、テレビでの放映権を交渉した。その
時相撲協会は「テレビで無料で放映されると、お金を払って国技館に来る人が 減ってしまう」と猛反対したという。蓋を開けてみれば、当然結果は逆で、さ
らに国技館には大勢の相撲ファンが来たという。同じように落語の寄席中継も そんな事があったと聞く。
今から4年前、G-TOOLがヒットを始めた頃に、僕は色々な出版者に交渉した。 現在出版されている本をWebに公開しませんか? …と。特に実用本と言われ
ているものを出版している会社に対しては効果的だと思った。けど、結果は 「NO」で、そんなことをすると本が売れなくなると言われた。例えば有料にし
てWebで公開するなら考えなくもない…とか。
あれから数年、今度は自分自身が本を出版したり、原稿執筆に関わるようにな って、せめて自分の関わっている原稿だけは、それを実現したいと思って問い
合わせてみた。同じものがWebに掲載されていれば、結果として雑誌の売り上 げに貢献できると思うのですが…と。
こんどの結果は「YES」。時代は変わりつつある…と思う。
2月から掲載される森川の雑誌での原稿は、すべて僕のサイトの中に掲載します。 森川自身も、必死になって書いた原稿をいつでもWebで見れる…と思えば、この
苦しい状況も少しは楽に考えることができるしね(笑)
※この原稿は日刊・デジタルクリエイターズに掲載したものです。
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