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匿名希望のサイトは信用するな----1998年03月11日

インターネットでのコミュニケーションは電子メールを基本として、BBSやチャットなど色々な手法があります。もちろんホームページでのコミュニケーションも例外ではありません。ボク達のようにホームページでビジネスを展開していこうと思っている人種には、これこそが最大のテーマだと言ってもいいでしょう。

見ず知らずの他人が作ったホームページを初めて訪れて、なんらかの呼びかけがあった場合、貴方はそれに応じますか?そのページの何を見て信用しますか?ボクは最初に自己紹介の部分を見ます。そこに記載されている情報がリアルであればあるほど信用してしまいます。

ボクが初めてホームページを作った3年前、とにかく自己主張というか、自分自身を紹介するのが面白くて、徹底的に自己紹介のページを作りました。誰も見てくれなくてもいい…ここでは自分の思っていることを正直に書こうと思って始めました。ある人に「そこまで書かなくても…」と呆れられましたが、それでも続けました。
だって訪れてくれる人達は本当にボクのことを知らない人達なのです。オフラインの肩書きや地位なんで、なんの役にも立たないのが判りました。おかげでその後の電子メールのやりとりとかで、今までにはない人間関係を作ることは出来ました。やっぱりインターネットって凄いなあ…と実感したモノです。

その後TOWERSという会社を設立して僕達は悩みました。スタッフのひとりが「会社らしいサイトにしたい、今のままではミニコミだ」という意見が出たのです。確かにそれも一理あります。個人のサイトの延長では信用が落ちるのではないか?…みたいな思いが頭を過ぎりました。しかし、やはりそれは間違っていました。どんな有名なサイトでも作っている人間、発信している人間がいます。できるだけ沢山の人に理解してもらいたい、その為には発信側が嘘を書かず、飾らず、等身大の意見を書くこと…本当のことを書くことだと思いました。どんなビジネスをしていても、やましくないのであれば堂々と本当のことを伝えればいいのです。うまくいかなかったら悩み、うまくいけば喜べばいい。

ちょっと話はそれるかも知れませんが、最近の日本の悲しい事件の殆どって、この匿名性に関係しているような気がしてなりません。みんなが責任をとるような社会さえあれば、何をやってもいいはず。やる人間も忠告する人間も責任を持って、記名で発言すべきだと思っています。

最近、集中してネットサーフィンをすることがあり、そこで感じたことは…大きな企業になればなるほど、ホームページの匿名性が大きくなっているということです。発信している人の顔が見えません。ヒドイところはメールアドレスが隠してある場合さえあります。なんの為の情報発信なんでしょうね。WEBでビジネスを開始して、その事業が大きくなればなるほど末端まで神経が行き届かなくなるのは事実ありますが、それでも常に嘘をつかず、等身大の意見を述べることの出来るサイトを構築していこうと思います。…まあ本当に事業として成功するのはマダマダですけどね…。

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